|
|||||
『スタッフアドバイザー2005/10月号』に弊店ブログが紹介されました
|
スタッフアドバイザー2005年10月号 (一般書店には流通していない、中小企業をターゲットとした、総務・経理・人事関係の情報誌です) に弊店ブログが今月のピカイチブログとして紹介されました。 弊店を紹介して下さった執筆者は平 誠氏です。 (SOCIERAT代表としてITのビジネス応用を研究されています。HPにてブログも公開中です。) 平様、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。 |
今月のピカイチブログ 「イソザキ時計宝石店」 |
石川県白山市、JR北陸本線の松任駅の程近くに店を構えるイソザキ時計宝石店は、満足を届ける時計店です。 かつて時計は機械技術の結晶であり、時代を象徴するものでした。 ゼンマイの戻る力を利用してテンプを動かし、正確な時を刻むそれは人々の憧れでもありました。 しかし、安価で正確な水晶発振式のいわゆるクォーツ時計が市場を席巻し、機械式時計は隅に追いやられてしまいました。 けれども最近復権しつつあるのだそうです。 世界的に著名な高級時計は機械式が多いのですが、それらがコレクターズアイテムとして注目されだしたことや、動作が人間の感覚で確認できるところに温もりを感じる人が増えてきているといいます。 熱心な収集家からの注文や「形見の時計を動くようにして欲しい」という依頼が全国から舞い込むんだとか。 それというのも店主の磯崎輝男さんがCMWの有資格者だからです。 CMW(Certified Master Watchmaker/マイスター公認高級時計師)とは、時計技術者の腕前を証明する資格制度。 試験は筆記試験のほかに許容誤差1,000分の5ミリ以下という精度での部品製作が求められたり、わざとメチャクチャに壊された時計を決められた時間内に完璧に修理することを求められる高難度のもので、有資格者は日本全国で最盛期で800人ほど、現在は30〜40人程度しかいないといわれています。 メーカーに修理を依頼しても部品が既になく修理不能とされた時計でも、磯崎さんの手にかかると見事に蘇るのですから、お客様は満足しますし、形見の時計が動くようになったお客様からは感謝されることもしばしばといいます。 こんな強みをICT(情報通信技術)を活用して広く知ってもらうことで経営に勢いを与えているのですが、ブログは入荷した時計を紹介したり、購入・修理を依頼されたお客様の感想を紹介したりするために利用されています。 RSSフィードを使えば素早く、しかも手間暇かけずに情報を必要としている人たちにお知らせできますので、これはうまい使い方ですね。 もうひとつイソザキ時計宝石店のブログで見ておいていただきたいのは、既存のウェブサイトとの棲み分けというか、使い分けが巧みなところです。 ブログで紹介している商品の詳細に既存のウェブサイトへリンクして誘導しています。 この誘導の仕方がさりげなくて良いですね。 既存のウェブサイトとブログが自然な形で融合している好事例です。 ウェブサイトとブログ運営を息子の慶一郎さんと娘の優子さんが担当している手づくり感のあるサイトで好感が持てます。 いずれにしても、お客様にとって有益なことは何でもやろうという意欲の伝わってくるサイトです。 「囲い込み」から「囲われ込み」へと流れが変わっていることを把握し、努力を惜しまない姿勢には頭が下がります。 |