1954年から実施された時計職人最高峰の技術試験。一次、二次にわたる延べ5日間の試験を合格した者だけに、その名誉ある称号を名乗る事が出来る。
発祥の地はアメリカで、その主催である米国時計学会【HIA】の日本支部を設立してCMW試験を日本に導入する事により、時計職人全体の技術の底上げと共に、日本時計産業の復興を目的とした。
学科試験、時計旋盤による天真,巻真別作、懐中時計、腕時計の修理、「クロノメーター級の精度を要求する調製技術」の実技試験で構成された。
その試験内容は、超難解にして、多岐にわたる。今までに合格者800人を輩出し、【時計職人なら誰もが羨望の眼差しを向ける夢の資格】と言われている。
マイスター公認高級時計師は、下記の本に詳しく掲載されております。
(株)ワールドフォトプレス発行
『世界の腕時計 No.18号〜29号連載
(マイスターと呼ばれる男たち・時計職人列伝)』
弊店店主のCMW以外の時計技術関連証書はこちらへ→
■CMW合格認定書(英文)■ |
■CMW合格認定書(和文)■ |
下の19型セイコー懐中提時計とシチズン腕時計は、当店店主が1971年のCMW2次試験に合格した記念すべき時計です。
翌年の認証式で、晴れて
CMW(マイスター公認高級時計師)
の称号を獲得致しました。
CMW1次試験の2日間は学科と時計旋盤による、天真・巻真の別作です(天真製作の許容誤差は1000分の5mm以下の正確さを求められる、難度の高いものです)。
2次試験の3日間は、故意にめちゃくちゃに壊してある19セイコー懐中時計とシチズン腕時計を天文台クロノメーター級の精度誤差を求める難解多岐にわたる分解掃除(天真ホゾ折れ・・旋盤により別作、ヒゲゼンマイ外端・内端・縦ぶれ・横ぶれ修正、ヒゲ棒別作、ドテピン折れ、アンクル爪調整、アンクルけん先調整等々)と精度微調整(平均日差・最大日較差・最大姿勢差・復元差・修理作業)の技術試験です。
5日間の試験を突破した者だけにしか、名誉あるCMWの称号は得られません。
石川県で、このCMWと眼鏡士の資格両方を有する者は当店店主だけです
当店店主は700点満点で610.19点、全国で2位の高得点で合格しております(特に最大姿勢差の減点は19セイコーが9.2点、腕時計が5.8点という高得点でした。この事は、天真別作、天輪の縦ぶれ・横ぶれ、天府の片重り、ヒゲゼンマイの内端・外端修正、脱進機調整がほぼ完璧に行うことが出来た証明です)。
<1次試験>
学科(100点満点):87.20点、
巻真部品製作(100点満点):88.00点、
天真部品製作(100点満点):92.33点、
<2次試験>
腕時計シチズンオートマ(100点満点):87.24点、
堤時計19セイコー(300点満点):255.42点
※合格基準は、各70.0点以上です。
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シチズン腕時計 |
19型セイコー懐中提時計 |
手帳 |
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